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VOL.26

エンパン・レスマナー



何年かぶりにインドネシアでエンパンさんに会ってきました。
表通りにあるカワンモーターですが、ここはエンパンさんが営むバイク店です。「ちょっとお客さんがいるから待っててね。」とお客さんの接客をするエンパンさん。ある意味マニアックな画像・・・・。

エンパンさんのファームにて
エンパンさんの養殖場とディナミカカプアスのストック場は20分位の近い距離だった事と、「遊びにおいでよ。」とお誘いを頂いていましたので、今回の訪問となりました。一緒に写っているのは韓国のキムさん(右)です。


エンパンさんにファームを案内してもらい、餌のカエルを投げ入れて頂きました。「どうだ!うちのファームは!?」炎天下の中、エンパンさんの熱いアロワナトークが続きます。正直ちょっとバテ気味でした。


餌のカエルに群がるエンパンレッド。この池は比較的若い40cmクラスの親魚が入っていました。湧き水を利用しているので池の水が澄んでいたのがとても印象的でした。

エンパンレッド
ストックルームのエンパンレッドです。全体的に白い感じを受けるかと思いますが、ある意味これが懐かしく感じました。太陽光とガラス水槽での飼育と言う事もありますが、エンパンレッドらしい印象です。
実は16~17年前にもエンパンレッドを取り扱った事があったのですが、その時のアロワナと同じだと強く思いました。あの当時は「ヒレは赤いけど、身体が白いなぁ~これ赤くなるのかなぁ~」って印象だったのですが、ある時期を過ぎていきなり色が出ました。当然のごとく売れ残っていたのですが、発色が始まったらすぐに売れたのを今でも憶えています。半信半疑で扱ったエンパンレッドの思い出です。ずいぶん昔の話ですけどね。

アロワナを選ぶエンパンさん
その話をすると「今もあの時の血統を守って養殖しているよ。だから福井が昔見たアロワナと同じ印象なんだよ。同じで当たり前だぁ~!はっ!はっ!はっ!」との事でした。
「それだけ長い間血統を守ってインブリードにならないの?」との問いに「ちゃんとその辺も考えて池別けしたりしているんだよ。」との事でした。確かにインブリードが進んでいる様には見えませんでしたし、実際その通りなのだろうなぁ~と思いました。


3時間ほどエンパンさんとアロワナの話をしましたが、とにかく趣味の人なんだなぁ~と強く感じました。
「いつもインドネシアに来てるんだろう?まぁ~また遊びに来ると良いよ。ただし、お土産は甘い物は無しだぞ。日本酒にしてくれ!」
エンパンさんはココナッツにリキュールをドボドボ入れてそう笑っていました。

エンパンファーム再訪問



それから数ヵ月後、またまたエンパンさんの所にお邪魔しました。
通常アロワナ養殖場のポテンシャルを知る為には数回の視察が必要です。幾度か訪れる事で生産量やストック量、個体の質など様々な事が分かってきます。管理方法などもそうですし、重要なポイントであると考えています。勿論、オーナーとの信頼関係も重要なポイントです。

アロワナ養殖場の幻の対談
今回はタンバックスラヤのアヨンさんと一緒に来ました。
前日にアヨンさんと話をしていて「明日はエンパンさんに会いに行くんだぁ~。」と言うと「お~そうか。じゃ~俺も行こう!車出すからさ。」となった為です。ちょっとラッキーですし、この2人のアロワナ対談も面白そうでした。

純血を守り抜く頑固職人とスマトラ島の巨大ファームの対談です。通常養殖場が他の養殖場に行く事はあまりありませんし、この2ショットはとても珍しいです。2人は30分位アロワナの話をしたと思ったら、「俺達鳥を見に行くからお前はアロワナでも見てろよ。」と言うと2人でエンパンさんの鳥小屋に行ってしまいました・・・・。


と言う事で敷地内を勝手に見て回ります。
これは若魚のストック池ですが、ここのアロワナはみんな黒い色をしていたのが特徴的でした。エンパンさん曰く、「全部同じ血統だから池の色でこうなるんだよ。」との事でした。確かにここの水は湧き水なので、水が澄んでいます。ここまで色が変わるのも興味深いですね。

アヨンさんは帰りの車中で「古いタイプのアロワナだな。昔良く居たけど、最近じゃ見ない懐かしいタイプだ。」と言っていました。しかも帰りにお土産でエンパンレッド1匹もらっていました(笑)。恐るべし。

またまた訪問



今回の渡航は視察&選別も兼ねて来ました。エンパンさんの話をしていたら「是非エンパンレッドを取り扱いたい」と東京のピンポイントさんも同行です。上から見てもみんな「大きいなぁ~」と声を上げていました。ここにはエンパンレッドの元となったアロワナ達が泳いでいます。


澄んだ水に優雅に泳ぐスーパーレッドがなんとも贅沢な光景です。深い池の底まで見えています。


エンパンレッドを選ぶピンポイントの高松氏。真剣にアロワナを選ぶ姿が・・・・。いや、良く見ると笑っています。
高松氏は昔からエンパンレッドを飼育されており、その魅力をマニア時代から知る人物です。エンパンレッドとエンパン氏を前にテンションマックスで選別されていました。


選別作業を終えて最後に記念撮影。




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ではでは。


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